カレイドスコープ

君がみた世界に果てはなく、これこそが楽園だ

世界から自担が消える日

2018年11月30日19時、事務所からLove-tuneメンバーの退所についての文書がweb上で公開されました。出演映画の公開から1週間、覚悟はしていたものの思っていたより早いその発表に、戸惑い悲しむほか私たちに出来ることはなく、行き場のない思いを抱えたまま今日まで1か月過ごしてきました。

最初に友人から連絡が来た時はただ頭が追い付かなくて茫然としていて、自分で全文を確認してやっと涙が出ました。その日は眠れなくて、しばらく泣き続けて、翌日、しんどい思いを引きずったままいつ終わってしまうかもわからない数回目の『ニートニートニート』を観に行きました。

もぉ~~~ね、しんどい。めちゃくちゃしんどい。諸々の台詞も、あんなに嬉しかったcallも、全部しんどい。

でも不思議とその後は全然涙も出なくて、ただ何もしたくない日々で。そんなこと言ったって毎日同じように過ごしていたし、忙しいのを言い訳に考えないようにしてただけなんですけど。もちろん悲しくないわけじゃないんですよ。多分実感が持てなかった。この1か月でみんな彼らの活動を振り返ってたのに、私は結局一度も彼らの映像をまともに観られなかったし、全然関係ないアーティストの曲も彼らを髣髴とさせるワードがあると聴けなくて、ほぼ無音で過ごしていました。あとゴールデンボンバー聴いてた。良い意味で何も考えずに聴けた。ありがとうゴールデンボンバー

私は昔ちょっといろいろありまして(って言っても大したことじゃないんですけど)、それ以来精神的に壊れそうな嫌なことを考えようとすると、脳が勝手にシャットダウンする癖がついちゃってるんですよね。だから今回のことも頑張って考えよう整理しようとするんですけど、その度に頭が真っ白になって何も考えられなくなってしまってまとまらないんですよ。だから考えるのを止めました。私が何を考えたって、Love-tuneは解散だし、メンバーのほとんどはもう辞めてしまったし、美勇人は12月、安井くんは3月いっぱいで退所してしまうのだから。

 

そんなわけで、今日がジャニーズJr.の森田美勇人くんの最後の日です。

2005年6月12日から今日までの13年半、本当によく頑張りました。騙されて行ったオーディションだったのに、一度も辞めたいと思ったことないって言ってたね。グループ全員での退所発表にいろんな憶測が飛び交っていたけど、いくら考えても本当のところはわからないし、誰のせいかなんて考えたくもないです。そもそも誰かのせいにすること自体がお門違いだと思うんですよね。自分の意思で断ることだってできるんだから。Love-tuneメンバーは皆ちゃんと意思を持って行動できる子たちだって思ってるから。ジャニーズとしてのデビューよりも一緒にやっていきたい大切な仲間と出会えたからだって信じてるから。だから理由の追究はしません。

ジャニーズとしての最後の仕事、すごく大きな仕事だったね。映画たくさん観たよ。舞台挨拶にも行けてよかったなぁ。ライブも舞台も、たくさんたくさん観に行けてよかった。行けなかったものもあって悔しい思いもしたけど、全ステしたってきっと後悔は残るんだろうから、そのとき自分にできる全力で貴方を応援できてよかった。ずっと好きでいられてよかった。

 

こういうこと、ちゃんと言ったことないけど今日だから言うね。

美勇人のダンスが大好きでした。ベースを弾く姿が大好きでした。大きい口開けて無邪気にキャハハって笑うところも、オシャレすぎてよくわからない格好するところも、ひらがな喋りも、字が綺麗なところも、スマートなのにどこかぽんこつなところも、パセリが好きなところも、すぐにお口が開いちゃうところも、人間以外の生き物が苦手でビビりなところも、甘い歌声とハスキーなラップのギャップも、背が高くてシュッとしたスタイルの良さも、年下にはお兄ちゃんぶるくせに年上には思いっきり甘えるところも、自分で自分のこと「みゅ」って書くところも、人を傷つけることを絶対に言わないところも、プチプラやセールでまとめ買いした服を着こなす倹約家なところも、意外と三白眼を気に入っているところも、話す時の大袈裟なジェスチャーも、胸キュン企画でとんちんかんな回答するところも、そのくせ突然爆モテ発言するところも、面倒見がいいショタコンなところも、後輩にあげられないくらいボロボロになるまで同じ服を着倒す物持ちの良さも、ファンのことを「女の子」って呼ぶところも、邪魔そうにかき上げるのに切らない前髪も、阿呆そうに見えて賢くて常識があるところも、デザイン力の高さも、あんなにスペック高いのに自分に自信がないところも、圧倒的キラキラネームなのに名前負けしないところも、時々口が悪くなる男の子なところも、素直に人を褒められるところも、包み込むような温かい大きな手も、会場の端の端までファンサを届けようとしてくれるところも、寝室がぬいぐるみに囲まれてるところも、バラエティでの頭の回転の速さとワードセンスの良さも、心からステージを楽しんでることが伝わるパフォーマンスも、立ち位置に関係なく最高のパフォーマンスを魅せてくれるところも、不器用ながらに夢や感謝を口にしてくれるところも、いつの間にか留学してしっかり成長して帰って来るところも、持ち前のセンスに甘んじることなく努力し続ける向上心の高さも、裏でどんなに大変なことがあっても怪我しても涼しい顔で舞台に立つところも、いろんな選択肢がある中で常に自分で道を切り開いてきたところも、アイドル像を崩さずにいてくれたところも、帝劇の0番に立って踊る姿も、グレ期を乗り越えたことを心配かけないように事後報告するところも、いろんなことを抱え込みすぎてしまうところも、モデルになるという夢を実現させてしまうところも、自分の武器がわかっているところも、その武器を更にのばそうと上を目指し続けるところも、どれだけフラフラになるまで働いても 全部に100%全力でいようとしてくれたところも、Hip Hop JUMPを、S.A.D.を、JR.Aを、SexyChampを、Travis Japanを、Love-tuneを愛して仲間を大切にしてきたことも。全部全部、本当に大好きで、大好きで、大好きでした。

 

最後のコンサートになってしまったJr.祭りの時だったかな?私は相方に「森田美勇人を最後の担当にしたい」と言いました。私は正直掛け持ちをしている身ですが、素直にそう思えたのは彼だけでした。実際、美勇人の退所が決まってからは掛け持ちしているグループにも2番目に好きなリア恋枠のJr.にも全く興味が持てなくなってしまった時期がかなり長かったです(最近ようやくそこにも目を向けられるようになってきたけど、それほど無気力でした)。

“世界”なんて言うと大げさだと思われるかもしれないけど、私が見ている世界が私の世界の全てなので、今日、あと数時間で私の担当は世界からいなくなります。

今後どうなるかはわからないけど、私は辛いことから逃げてしまうからつい期待してしまうし、「人前でパフォーマンスすることを続けていたい」と言ってくれているので、また会えることを願わせてください。ジャニーズじゃなくくても、与えられた場所でしっかり輝くことのできる人だから、また私たちを夢中にさせてくれる未来を勝手に想像して待っています。

彼を好きになってからは、どんなに辛い時でも彼を活力に頑張ってこれました。美勇人が担当で本当によかった。アイドルになってくれてありがとう。アイドルを続けてくれてありがとう。一緒に夢を見せてくれてありがとう。一緒に歩かせてくれてありがとう。これからは担当としてじゃなく、一個人として森田美勇人さんの人生を応援していきたいと思っています。

 

彼の、彼らの未来がどうか素敵なものでありますように。ずっと大きなお口でキャハキャハ笑っていてね。そして願わくはその時に回りにいるのが彼らでありますように。

エゴでごめんね。貴方を追い続けてきたオタクからの勝手な願いです。