PERFECT MY FRIEND
私が彼を好きだったことを知っているのは、多く見積もっても3人程度だと思う。
私は好きなものを人に言うのが苦手だ。理由はいろいろあるのだけど、今回はそんなことはどうでもよくて、ただ、私が彼を好きだということが知られないまま、彼は私たちの前から消えた。それだけが事実。
本当はこんなことブログに書くべきではないのかもしれない。書いている今でもアップするべきか迷ってる。でも私の彼を好きだった気持ちを残したいというエゴのもと、誰に向けたわけでもない、自身の気持ちを整理するためだけに想いを馳せたブログを書いてみようと思う。
ヒロキが辞めたと聞いて、とてもとても悲しかった。でもツイッターで悲しむのは「仲田の持ち腐れ」だって、悲しいより寂しいだっていう言葉をたくさん見て、あぁ、自分のこの感情も「寂しい」なのかもしれないなぁと思うようになった。
ヒロキがいなくなって寂しい。
ヒロキのダンスが見られなくなって寂しい。
これから先のTravis Japanにヒロキがいないのが寂しい。
人を笑顔にできるアイドルがまた一人いなくなって寂しい。
彼のジャニーズJr.として、Travis Japanとしての最後のパフォーマンスは、少年倶楽部での『PERFECT』(KAT-TUN)だった。メドレーだったからサビしか披露できなかったけど、私はすごく嬉しくて。単純にこの曲が好きだということもあるけど、ヒロキが辞めるなんて知らなかった私は、今のトラジャにぴったりだなぁなんて思いながら見てた。
PERFECT MY FRIEND PERFECT YOUR MIND
焦らず並んで歩いていこう
人と比べながら生きてもしょうがない
PERFECT MY FRIEND PERFECT YOUR MIND
回り道でも一番前
誰も歩いたことない道を歩こう
このサビの歌詞は、ようやく他のグループと肩を並べて少クラに出られるようになって、でもなかなか一曲披露させてもらえることのないTravis Japanの決意のように思えた。
でも違った。この歌を選んだのが誰かは知らないが、これはきっとヒロキへの餞別の歌だ。原曲を聴いたことがない人はぜひ聴いてみてほしい。歌詞を見るだけでもいい。このタイミングでの『PERFECT』はとても残酷で、とても美しい友情による選曲なんだと思った。
さよなら さよなら
桜の仲間よ 心の約束
いつまでも抱きしめて 明日へ
Travis Japanは、ヒロキと過ごした日々を胸に抱いてこれからも進んでいく。ヒロキはTravis Japanとして過ごした日々を胸に抱いて新しい道に進んでいく。全部ヒロキの意思だ。自分で履歴書を送ったヒロキは、自分で俳優の道に進むことを決めて辞めていった。そこには並々ならぬ覚悟があるんだと思う。
噂によると彼は舞台『Johnnys' ALLSTARS ISLAND』が終わったら辞めると決めていたのだそう。彼は、メンバーは、Jr.の仲間たちは、一体どんな気持ちでステージに立っていたのだろう。美勇人は?Travis Japanになる前から、何ならJR.Aができる前から同じステージに立ってきた美勇人はどう思った?何て言って彼を送り出した?辞めた理由についても様々な憶測が飛んでいたけど、そんなことは明かしてくれるはずもなく、私たちはただ想像を巡らすしか術がない。悔しい。
どうかヒロキが辞めた理由がネガティブなものじゃありませんように。
彼のこの先の人生が幸せで満ち溢れていますように。
“拡輝”という名前は、心を広げて何でも受け止められる、いつも輝いている人になるようにと名付けられたそうです。本当にその通りの人だと思う。本当に心の優しい、人に寄り添える人だから、これからもずっと輝いていてほしい。今の仲田拡輝さんに望むことはそれだけです。
私が相方に言い続けていた「ヒロキを見てると幸せな気持ちになる」という言葉に嘘はありません。これからもきっとずっと人に幸せを与え続けてくれるんだと思います。
昔、本番を前に怪我してしまった顕嵐に美勇人が言った「これから先9人で立つステージは必ずある」という言葉はもう本当に叶わなくなってしまったけど、それでもTravis Japanは続くし、ヒロキも方向は違えど芸能の道を歩んで行きます。
“君が行くなら間違いない ”
これからもずっと仲田拡輝さんとTravis Japanを応援しています。
Travis ヒロキありがとう Japan